JOA日本眼鏡眼鏡技術者協会

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   天野 力

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山梨県大月市・ヨネヤトップタイトル

ヨネヤのメガネづくり

 ヨネヤの屈折検査

メガネの度数を決めるための屈折検査(よく検眼と呼ばれています)は、メガネ店や技術者によってやり方が必ずしも同じではありません。片眼をかくして測定する「片眼遮閉屈折検査」は一般的ですが、ヨネヤではそれだけではなく、より自然な屈折状態を知ることができる「両眼開放屈折検査」を実施しています。両眼ともかくさない状態(両眼開放)で、片眼ずつ測定するという方法です。片眼を遮閉することによって起こりうる余計なピント合わせ(調節)のために、本来と異なるデータになっているといけないので、より慎重に測定するのです。

また、両眼の視線の潜在的なズレ斜位をチェックする眼位検査も重要な検査のひとつです。「良く見えるんだけど今ひとつスッキリしない」「疲れてくると、ものが二重に見えることがある」などの訴えが、眼位を測定して必要な補正をしたことで軽快した例があります。それ以外にも快適なメガネを調製するために必要な検査があり、とても手間がかかります。

検査が終了するまで早くて30分、1時間以上かかることもございます。ただしご高齢、あるいはお体の具合で長時間の検査はつらい、と言う方もいらっしゃいますから、ケースバイケースで対応させていただくことは言うまでもありません。

 

 ヨネヤの枠入れ加工

レンズの枠入れ加工は、ほとんど店頭の加工機で行います。最近の加工機はオート加工に設定すると、そこそこに仕上がります。しかし、何も考えずに機械にまかせっ放しの楽チン加工で良い仕事ができるかというと、そんなに甘くはありません。やはりちゃんとした仕事をするには技術者の知恵と技が不可欠です。それと、手間を惜しまないことです。

通常のメタルフレームやセルフレームの場合、レンズの周囲に「ヤゲン」と呼ばれる山をたててフレームの溝にはめ込むのですが、一回の仕上げ削りでレンズが丁度良い大きさに仕上がることは滅多にありません。もちろん当店の加工機の性能が悪いわけではなく、レンズの材質や度数・設計、フレームの材質や形状などの違いを考えればそれが普通だと思っています。

仕上がりサイズが大きすぎると、レンズを必要以上に締めつけることになり、レンズに余分な「ひずみ」が発生し、ガラスレンズなら割れやすく、プラスチックレンズならカーブのゆがみや表面のコート剥げの原因にもなります。ですから、当店では「ひずみ計」という専用の機器でレンズの締め付け具合いをチェックしながら仕上げ削りを数回行います。手作業で削ることもあります。ネジが締まりきれば、あるいは隙間なくレンズが収まれば、それで一丁上がりというわけにはいかないので、当店は短時間で仕上げることを売り物にはできないのです。

また、レンズの縁が厚くなるにつれて、下部に白っぽい反射が目立ってきます。実はこの反射が、見た目の「すっきり感」を阻害する要因のひとつなのです。ヨネヤではその反射を抑える「アンダーすっきり加工」という特殊な加工方法を施しています。きちんと加工したメガネには、機械まかせのオート加工では不可能な「プロの技」が込められています。

メガネが出来上がるまでにはお時間をいただくことになりますが、当日のお渡しが可能な場合もあれば、翌日または翌々日になることもあります。特注品は一部を除き5日~7日ほどかかります。遠近両用やサイズ指定など、特注になるケースが少なくないですから、ご予定がある場合は余裕を持ってご注文ください。

 

屈折検査レンズの枠入れ加工、掛け具合を調整するフィッティングなど、メガネを調製するための知識や技術は何年たっても工夫することや教わることが多く、「メガネ」というのは本当に奥が深い、と痛感します。それだけに、やりがいのある仕事です。

 

 

 ヨネヤのメガネ価格

当店は低価格を売り物にしているメガネ屋ではありませんので、「全品均一価格」とか「激安価格」などのような販売方法は行っておりませんが、ご予算を無視して不必要なオプションで価格をつり上げるようなことはいたしませんのでご安心ください。お客様のご希望を尊重しながら、眼鏡技術者として恥ずかしくない、丁寧な仕事をさせていただきます。

とは言え、やはり価格は気になるところです。単焦点で20,000円、遠近両用で30,000円(いずれも税別)くらいからご調製させていただきますが、最多価格帯ではありませんので、下記の表を目安にしていただきますと選択肢が広がります。ご予算についてはお気軽にご相談ください。

単焦点 度数はあまり強くない 30,000円前後から
度数はどちらかと言うと強め 40,000円前後から
境目のない遠近累進 度数はあまり強くない 40,000円前後から
度数はどちらかと言うと強め 50,000円前後から

 

高価な両面非球面とか薄型軽量レンズが、どなたにも必要というわけではなく、それらに比べてはるかに低価格の球面設計や、薄型ではないレンズでも対応できるケースは少なくありません。その反面、薄型軽量や、傷・コート剥げの起こりにくい表面仕上げのレンズをお選びになった方が良い場合もありますし、プラスチックレンズよりもガラスレンズのほうが適している場合もございます。

フレームは、高級素材や手の込んだ造りのものからベーシックな実用本位のものまで取り揃えてございます。また、シニア向けの小さいサイズ、ヤングはもちろんオシャレなシニアにもオススメのカッコイイ大きいサイズ、お子様用は幼児向けから小学校高学年向けまで取り揃えています。

 

 ヨネヤのメガネ修理

メガネフレームの修理は、ネジが抜けた程度の簡単なものから、接合部分が取れてしまうロー離れ、部品の折れや亀裂など、簡単には直らないものがあります。単にネジが抜けただけ、と思われても、実はネジが錆びてネジ穴の中で折れていた、ということはよくあります。どの程度まで修復可能かは拝見させていただかないとわかりません。日数や費用も、素材や表面仕上げなどにより異なります。1ケ月ほどかかる修理もございますので、メガネがないと生活に支障をきたすという方はスペアをご用意なさることをおすすめします。

フィッティングや修理は、緊急でない限り、お求めになったお店に依頼するのが良いと思います。しかし何らかの理由でそのお店に行くことができない、行ったけどそこは技術的に未熟で上手に直せないなど、お困りの場合には他店製のメガネでもフィッティングや修理をお受けしております。ただ、フレームもピンキリです。うっかり手を出せないような品質のものは少なくありません。また、大したことがないように見えても、実は深刻な破損ということもあります。お受けできるか、できないかは当店で判断させていただきますので、ご要望に添えない場合は何卒ご容赦願います。

 

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