JOA日本眼鏡眼鏡技術者協会

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   天野 力

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屋外でも室内でも快適なレンズ

 便利な調光レンズ

外出時に眩しいと感じることはありませんか?屋外では、直射日光、路面からの照り返し、間接光など、さまざまな光に取り巻かれています。無色あるいはごく薄いカラーのレンズをご使用の場合、室内では快適でも屋外では眩しいと感じる方は少なくないのではないでしょうか?

眩しさ抑えるには濃いめのカラーレンズ(サングラス)が有効です。室内ではクリアレンズ、屋外ではサングラスと使い分けるのもひとつの方法ですが、持ち歩くのは厄介だし、いちいちかけ替えるのも面倒ということもあります。そこでオススメなのが、紫外線量に応じてカラー濃度が変化する調光レンズです。室内など紫外線量が少ない環境ではほとんど無色か薄いカラー、屋外など紫外線量が多くなるにつれ濃い色になります。「色が変わるから変光(へんこう)レンズ」と誤解なさっておられる方がいらっしゃいますが、「調光(ちょうこう)レンズ」が正しい名称です。

 

室内
 
日陰や薄曇りの屋外
   
晴天の屋外

 

 

私がメガネをかけ始めたのが昭和50年、ニコンの「フォトグレー」というガラスの調光レンズでした。その頃の調光レンズといえば、反射防止コートはついていない、色の戻りが遅い、使っているうちに変な色が残ってしまう、という欠点の多いレンズでした。しかし個人的には調光レンズが大好きで、その後も改良され新製品が出るたびに使い続けています。現在は遠近累進のプラスチック調光レンズを、おもに休日の外出や旅行などで使用していますが、とても重宝しています。最近のものは色の戻りが早くなりました。さらに、偏光機能を持たせた調光レンズ、紫外線だけでなく可視光線にも反応する偏光調光レンズも発売されています。

調光レンズは好天で日射しが強い場合、薄暮や曇天の場合など、紫外線量に応じて濃度が変化します。紫外線量が多いほど、気温が低いほど濃くなります。たとえば夏の海岸よりも冬のスキー場の方が濃くなる条件が揃っています。自動車のフロントガラスはUVカット仕様なっていることがほとんどのようですので、可視光線にも反応するレンズを除き、色は濃くなりませんからサングラスとしての役割は期待できません(もちろんオープンカーは別ですが)。

オン・オフ兼用でお使いになる場合、色の戻りがが早くなったとはいえ、瞬時に退色するわけではありませんから、お仕事に影響しないか、安全に問題ないかどうかをお考えの上でお使いください。

 

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